パトロン向け特別講義「屋久島における死生観研究ー住民アンケート調査の経過報告と今後の展望ー」

本セッションはパトロン向けに行われます。参加の詳しい方法はパトロン向け掲示板をご確認ください

NOV

20

(Wed.) 20:00-21:30

参加形態:
オンライン参加/現地参加
開催場所:
本セッションはパトロン向けに行われます。参加の詳しい方法はパトロン向け掲示板をご確認ください

パトロン向け特別講義「屋久島における死生観研究ー住民アンケート調査の経過報告と今後の展望ー」

本セッションはパトロン向けに行われます。参加の詳しい方法はパトロン向け掲示板をご確認ください

NOV

20

(Wed.)

20:00-
21:30

参加形態:
オンライン参加/現地参加
開催場所:
本セッションはパトロン向けに行われます。参加の詳しい方法はパトロン向け掲示板をご確認ください
(本セッションはパトロン向けに行われます。参加の詳しい方法はパトロン向け掲示板をご確認ください)

11/20 20:00-より、パトロン向けお返し講座(2024年度後半期)「屋久島における死生観研究ー住民アンケート調査の経過報告と今後の展望ー」を開催します。

本講義は、パトロンとして日々支えてくださっている方々に向けたお返しとなる特別講義です。講義では、講師からのレクチャーに加えて、グループディスカッション、Q&Aの時間を設け、双方向のコミュニケーションの機会を設けます。

この1年間、在宅でのお看取りのケースも増え、様々な人生のエピローグをお手伝いしてきました。また9月からは死生観についての住民アンケートを始めました。今回の特別講義では、印象深かった看取りの経験を振り返りながら、進展中のアンケート調査の中間報告も加えていきます。

皆さんとの対話の時間をなるべく長くとって、相互の学びを深めていきたいと思っています。
皆さんのお話を聞けることを、とても楽しみにしています。

パトロン参画は、以下から登録できます(1,250円 / 月〜)
https://esse-sense.com/researcher-patrons

■日時と概要
・2024年11月20日(水)20:00-21:00
テーマ「屋久島における死生観の変遷(離島のGood Death研究)」

■プログラム
20:00 イントロダクション、チェックイン
20:10 「特別講義」
21:00 グループディスカッション
21:10 Q&A
21:30 クロージング、終了

■会場 
◯オンライン会場 ZOOMを使用します
(オンラインでの参加には、視聴のための通信環境が必要です。)

◯屋久島会場(屋久島会場の参加には、シルバーパートナー以上のパトロン参画が必要です )

■参加について
1:本セッションはパトロンとして登録いただいている方へのお返しとして行われるものです。
パトロンへの参画は、以下よりお願いいたします。
https://esse-sense.com/researcher-patrons

2:本セッションは、新規パトロン募集の特別会としてワンタイムの参加費制による参加を受け付けています。
以下より、参加費をお支払いの上、本サイトでの参加登録を行ってください。
https://essesense-patron2.peatix.com/view

この講義の研究者のプロフィール

profile-image

研究者

杉下 智彦

理事長(東京女子医科大学客員教授)

屋久島尾之間診療所

この研究者を応援しているパトロン
26
累計金額
595,250

研究テーマ

自然科学・医学

屋久島における死生観の変遷(離島のGood Death研究)

「病気を治す」ことに重点を置いた医療制度やの影響を受けて。人生の医療化が進んでいます。COVID-19パンデミックでは、感染重症者は家族とのコミュニケーションもないまま、究極に医療化された死を迎え、病院で孤独に息を引き取ることを経験しました。2022年1月の医学雑誌ランセットは「死の価値」の特集を組み、学際的な視点に基づいて、死と死に関する新たなビジョンを提案し、社会全体で考えていく必要があると提言しました。私たちは屋久島において離島における「望まれる良い死(good death)」についての社会学的な地域横断研究を進めており、日本および世界に対して、自然ともにある人生の価値について考察を深めています。 【研究方法】 屋久島において死への態度尺度(Good death inventory)を反映した414(良い死)カードを用いたワークショップを行っています。また自然と幸福度との関係および介護や看取りの環境に関するインタビュー調査を行い、医療資源の少ない日本の離島において、望まれる良い死(Good death)とは何なのか、終末期ケアをどのように進めていけばよいのか、について、関係者とともに考察してきています。 【考察と展望】 屋久島における良い死とは、いかに家族や家系、社会に貢献したかで評価され、長い歴史を伴う自然観の中に位置付けられ、死と生を区別することさえ意味を持たないことも多々あります。特に終末期においては、「治す医療」から「支える医療」への変換点であり、現代においても、過剰な医療を避け、自然に亡くなることへの希求が強いことに表れています。喪中慣例や墓参などの儀礼が盛んであり、死は生活の中に組み込まれて自然体であると感じます。つまり、自然への畏怖や畏敬のある場所においては、より自然な死への希求が強いことが示唆されます。さらなる歴史研究、民族研究、社会人類学的な研究によって、屋久島の死生観における文化的、社会的な精神的土壌について調査を進めてたいと思っています。