日本の近世史を専門とする、東京大学史料編纂所の松方冬子さん。歴史学は、どのような一次史料と出会えるかが重要、と言われますが、松方さんが取り上げた史料は、東西航路が開けた17世紀に日本の外交で大きな役割を果たしたオランダ風説書や国書。いずれも広く知られた史料を全く別の観点から見直しました。そこから見えてくる近世日本の新たな姿、そして世界史再構築の必要性とは?
東京大学 史料編纂所 松方冬子