「記憶」の記事一覧

自分がいない世界に生きた人々の記憶を、演じた証から想像してほしい

早稲田大学の岡室美奈子さんは、演劇博物館の館長として、舞台芸術の資料を保存する意義と、自分が存在しなかった時代の記憶を想像する力について語ります。彼女の豊富な経験と知識から、ノンコーディングRNAやゲノム情報、気候変動といったキーワードが浮かび上がる記事です。

早稲田大学 岡室 美奈子

一番身近で謎に包まれている「記憶」のしくみを明らかにし、生物の精神についての理解を深めたい

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の田中和正准教授は、記憶と精神の関係に迫る研究を行っています。田中准教授は、サーフィンから科学へと転向し、現在は海馬の機能とその変化を通じて記憶のメカニズムを解明しようとしています。彼の研究は、記憶の不安定性とそれに伴う脳の柔軟性を示しており、これにより記憶の保存と利用の理解が深まります。これは、田中准教授がリーダーを務めるOIST記憶研究ユニットの最新の研究記事です。

沖縄科学技術大学院大学 田中 和正

過去を育てることから未来をつくる。コモンズとしての地域の記憶を回復する「ふるさと絵屏風」の話。

滋賀県立大学の上田洋平さんが取り組む「ふるさと絵屏風」プロジェクトでは、地域の記憶を五感で描き、共有することを目指しています。上田さんは子供時代、自然豊かな環境で育ち、滋賀県立大学で地域文化学を学びました。大学時代に出会った教授たちの影響で、地域の人々の話を聞き、五感体験マンダラを通じて地域の環世界を表現することに力を注いできました。地域の人々の記憶と五感を絵にすることで、地域の未来をつくる記事です。

滋賀県立大学 地域共生センター 上田洋平