「気候変動」の記事一覧

地球の温まりやすさを変える雪や氷の「アルベド」を正確に計算するために

国立極地研究所の青木輝夫さんは、北極の雪や氷の「アルベド」低下が温暖化を加速させることを研究しています。青木さんは、気象庁から研究者に転じ、北極の現場で実際にアルベドの変化を観測。彼の研究は、アルベド低下による温暖化への影響をより正確に理解するために重要です。アルベド、温暖化、北極観測に関する貴重なエピソードを交えた記事です。

国立極地研究所北極観測センター 青木輝夫

渦巻く冷たい寒気と極端な気象現象の関係を探る

新潟大学の本田明治教授が、北極域の海氷減少と日本の気候変動の関係を探る研究を紹介しています。本田教授は、寒冷渦が豪雪や猛暑などの極端な気象現象に影響を与えることを明らかにし、その知見を防災に活かす取り組みを進めています。極端気象、寒冷渦、防災に関する重要な記事です。

新潟大学 本田 明治

タイガに生きる人々の暮らしと文化を知り、他者理解の醍醐味を広める

東北大学の高倉浩樹教授が、シベリアの少数民族とトナカイ遊牧に関する調査について語ります。気候変動と在来知の関係や、現地での生活と文化の詳細が明らかに。異文化交流と研究の意義を再考する記事です。

東北大学 東北アジア研究センター 高倉浩樹

国境のない海や混沌とした国際情勢に、どうやって秩序を形成するのか

国立極地研究所の西本健太郎教授に、北極海の国際法とその最新動向について伺いました。温暖化による北極海の変化、EEZの問題、大陸棚の定義など、国際社会の課題と取り組みを解説。ルール形成の重要性や、国際法の役割を再認識する内容の記事です。

国立極地研究所 西本健太郎

氷河の底をのぞいて探る、数百m厚の巨大な氷が流れ出すカラクリ

北海道大学低温科学研究所の杉山慎教授が、南極とグリーンランドの氷河の研究を通じて、氷河が解けるメカニズムやその影響を解明しています。特にカービング氷河の動きや海との相互作用が、地球温暖化の進行に伴う海面上昇に与える影響について詳しく説明しています。氷河研究、地球温暖化、海面上昇に関する記事です。

北海道大学 低温科学研究所 杉山慎

排泄は、人類の活動の営みの基本。人類進化と環境適応から健康を考える

北海道大学の山内太郎教授は、人類進化と環境適応の視点から、健康と排泄に関する研究を進めています。彼の研究は、災害時のトイレ問題や都市スラムでのサニテーションの重要性に焦点を当てています。SDGs目標6に基づき、排泄物の処理と健康の関連性を探る内容の記事です。

北海道大学 山内 太郎

都市を生き物として捉え、理想的なエネルギー代謝のしくみを考える

国立環境研究所の一ノ瀬俊明氏が、都市を生き物として捉え、理想的なエネルギー代謝のしくみを考察します。都市のヒートアイランド現象や環境負荷を軽減するための取り組みについて詳しく解説し、都市と自然の関わりを再考している記事です。

国立研究開発法人国立環境研究所 一ノ瀬 俊明

ちりに隠された遠い銀河の発見から宇宙の歴史をひもとく

国立天文台アルマプロジェクトと早稲田大学の札本佳伸さんが、宇宙の歴史初期にちりに隠された遠い銀河を発見しました。この発見により、宇宙の始まりや銀河の歴史に関する新たな謎が解明される可能性が広がります。天文学の進展と新しい観測技術がもたらす未来についてお話を伺う記事です。

千葉大学 札本 佳伸

結晶で水を浄化して、暮らしを変える技術を世界へ

信州大学の手嶋勝弥教授が、画期的な結晶技術を用いた水浄化システムを開発し、タンザニア・レマンダ村で成功させた取り組みについて語ります。重金属イオン除去やエネルギー不要の緩速ろ過システムにより、現地の水質を劇的に改善。ミネラルを残しつつ不要成分を除去する技術で、地元の文化や生活に貢献する具体例を紹介します。手嶋教授の研究がどのように地域の生活を変えているかを探る記事です。

信州大学 手嶋勝弥

​​砂漠化と土砂災害。劣化する「地盤」問題の解決をめざして

九州大学の安福規之教授は、地盤工学の専門家として砂漠化対策や土砂災害の解決に取り組んでいます。彼の研究は、薬草栽培と持続可能な砂漠化防止システムの開発を通じて、地盤の劣化問題を解決しようとしています。気候変動、砂漠化、災害対策に興味がある方におすすめの記事です。

九州大学 安福 規之

マヤの遺跡にある湖底の地層から、気候変動と文明興亡の関係に迫る

立命館大学の北場育子准教授は、マヤ遺跡における湖底の地層「年縞」を研究し、気候変動と文明興亡の関係を解明しています。彼女の研究は、古代の気候変動がマヤ文明に与えた影響を明らかにし、現在の気候変動理解に寄与しています。気候変動、文明史、古代文明に興味がある方におすすめの記事です。

立命館大学 北場 育子

北極海の氷にぶら下がる藻の運命やいかに

国立研究開発法人海洋研究開発機構の渡邉英嗣さんは、北極海の氷に付着する藻類「アイスアルジー」に関する研究を行っています。地球温暖化による氷の減少が、藻類の生態や炭素循環に与える影響を数値シミュレーションで探求しています。北極海の環境変動がもたらす生態系の変化と、それに伴う炭素の固定・循環についての洞察を深める記事です。

国立研究開発法人海洋研究開発機構 渡邉 英嗣

ごみだと思われていたゲノム情報から生命の秘密を読み解く

沖縄科学技術大学院大学所属の小宮怜奈は、ゲノム情報の中で遺伝子を持たない領域から重要なノンコーディングRNAを発見しました。これにより、イネの生殖過程における新たなメカニズムを解明し、将来的には気候変動に対応した作物育成に貢献することを目指しています。ノンコーディングRNAや気候変動に関する興味深い記事です。

沖縄科学技術大学院大学 小宮 怜奈

北極圏の森林を見つめ、地球環境に思いを馳せて

国立研究開発法人海洋研究開発機構の小林秀樹は、北極圏の森林の研究を通じて地球環境への理解を深めています。リモートセンシング技術を駆使し、森林の二酸化炭素吸収量を測定し、気候変動の影響を解析しています。北極圏の森林と気候変動、リモートセンシング技術の重要性について掘り下げる記事です。

国立研究開発法人海洋研究開発機構 小林 秀樹

環境の変化に応じて、サンゴはどのように適応するか。サンゴの今の姿と未来の姿には何らかのヒントがある。

琉球大学理学部海洋自然科学科の栗原晴子教授は、環境の変化がサンゴ礁に与える影響について研究しています。海洋酸性化や気候変動がサンゴに及ぼす影響を明らかにし、将来の環境変動に対する適応メカニズムを探ることを目指しています。サンゴ礁の保全と持続可能な海洋環境の維持に関する重要な記事です。

琉球大学 理学部海洋自然科学科 栗原晴子

南極のトッテン氷河を調査し世界的海面上昇のメカニズムを追求する。

北海道大学の青木茂准教授が、南極のトッテン氷河を調査し、地球規模の海面上昇メカニズムを追求する研究について語ります。彼の研究は、南極氷河の変動とそれがもたらす海面上昇の影響を解明し、地球環境の変化に対する理解を深めるものです。海洋と大気の相互作用の重要性を探る記事です。

北海道大学 低温科学研究所 青木茂

海洋環境と魚食を守り、長崎の未来にも貢献にしたい

長崎大学の征矢野清教授は、海洋環境と魚食を守るため、また地域産業の活性化を目指して、長崎の未来に貢献したいと語っています。彼は海洋未来イノベーション機構の長として、温暖化による海洋環境の変化や、環境ホルモンが魚類に与える影響を研究してきました。現在は養殖業の改善と地域産業の連携に力を注いでいます。続可能な未来のための取り組みに関する記事です。

長崎大学 征矢野 清

サンゴ礁で繰り広げられる生き物たちの生存戦略を解き明かしたい

宮崎大学・海洋生物研究学科の安田仁奈准教授は、サンゴ礁とオニヒトデの研究を通じて、これら生物の生存戦略を解明しようとしています。特にオニヒトデの大量発生がサンゴ礁に与える影響を研究し、環境保全のための対策を模索しています。サンゴの保全とオニヒトデの管理が重要な課題であることが明らかになった記事です。

宮崎大学 農学部海洋生物研究学科 安田仁奈

雪の中を歩き宇宙からも眺めて探る、北極の今

この記事は、南極・北極研究の第一人者である榎本浩之氏のインタビューを通じて、北極の現状と未来に迫る内容です。榎本氏は、南極・北極での長年の研究から、衛星リモートセンシング技術を駆使し、気候変動と氷の動態を解明しています。彼の研究は、北極の氷の急激な減少や、気候変動の影響を浮き彫りにし、未来への警鐘を鳴らしています。持続可能な未来への希望を語る記事です。

国立極地研究所 国際北極環境研究センター 榎本浩之

ホヤやサンゴの研究から人間の生き方を問い直す

ホヤゲノムの解読や、サンゴと褐虫藻との共生関係の解明に取り組む沖縄科学技術大学院大学の佐藤矩行教授は、生物の進化や環境への適応について深く考察しています。特に、ゲノム研究や共生関係の重要性に焦点を当て、人間が自然と共生する方法についても言及しています。ホヤとサンゴの研究を通じて人間の生き方を問い直す記事です。

沖縄科学技術大学院大学 マリンゲノミックスユニット 佐藤 矩行